【体験談】ハノイで「意外と高い」食品6選

【体験談】ハノイで「意外と高い」食品6選

はじめに

日本企業の新年度や人事異動と重なる4月は、日本人駐在員の赴任が増える時期です。

赴任直後は慌ただしく、まずは生活環境を整えるだけで精一杯かもしれません。
ですが、数ヶ月もすると、スーパーへ行き、自炊を始め、少しずつ「ハノイの物価感覚」が見えてきます。

そこで今回は、ハノイ生活で「意外と高い」と感じやすい食品を6つピックアップしてみました。

ベトナムは日本より物価が安い国として知られています。
しかし実際には、日本人の食生活に近い食品ほど、「あれ、意外と高いな」と感じる場面も少なくありません。

特に、日本人が普段から慣れ親しんでいる食品ほど、そのギャップを感じやすい傾向があります。

なお、今回は日本製品などの輸入食品は除外しています。
あくまで、現地で一般的に流通している食品をベースに紹介します。

ハノイで意外と値段が高い食品

それでは早速、私自身がハノイで生活する中で、

  • 「これ、日本より高くないか?」
  • 「思ったほど安くない」

と感じた食品を紹介していきます。

普段の買い物は、ローカル市場・ローカルスーパー・日系スーパーを使い分けていますが、今回は近年利用者も増えているイオンモールの食品コーナーを例に見ていきます。

①牛乳

牛乳(49,000VND=約300円)
牛乳(49,000VND=約300円)

私がベトナムに来て、最初に「意外と高いな」と感じた食品の一つが牛乳でした。

今回は「TH true MILK」を例にしていますが、イオンモールで割引なしだと、1本49,000VND(約300円)
他のスーパーで、比較的安いブランドでも、牛乳は、38,000VND(約230円)前後はします。

日本の感覚で見ると、「ベトナムなのに、あまり変わらないな」あるいは、「むしろ少し高いかも」と感じる人も多いのではないでしょうか。

もちろん、ベトナムでも牛乳自体は一般的に流通しています。
ただ、日本人がイメージする「物価の安い国」という感覚で見ると、そこまで安くはありません。

特にベトナムは子供の数も多く、家庭での牛乳消費量が比較的大きい国です。
そのため、牛乳価格は現地の家計にもインパクトしやすい食品の一つと言えるでしょう。

②チーズ

チーズ(70,600VND = 約430円)
チーズ(70,600VND = 約430円)

牛乳の価格を見て、「もしかしてチーズも高いのでは?」と感じた方もいるかもしれません。
実際、チーズもベトナムでは意外と高く感じやすい食品の一つです。

今回は、ベトナムでもよく見かけるフランス発祥ブランド「La Vache qui rit(ラッフィングカウ/笑う牛)」を例にすると、12枚入りのスライスチーズで、70,600VND(約430円)

セール時でも60,000VND(約360円)前後比較的安いブランドでも50,000VND(約300円)程度はします。

乳製品コーナーを見るとわかる通り、ベトナムでもチーズ自体は広く流通しています。
種類も多く、以前よりかなり身近な食品になっている印象です。

ただ、日本の感覚で価格を見ると、「ベトナムなのに意外と高いな」と感じる人は少なくないでしょう。
特に、日本で当たり前のようにチーズを使っていた人ほど、その価格差を実感しやすい食品かもしれません。

③ソーセージ

ソーセージ(112,900VND = 約680円)
ソーセージ(112,900VND = 約680円)

続いて紹介するのは、ソーセージです。

今回は、よく見かける「DUC VIET」を例にすると、通常価格で10本入り112,900VND(約680円)
日本の感覚で見ると、「ベトナムなのに結構するな」と感じる価格帯です。

一方で、ソーセージは他の商品に比べて、頻繁に割引販売されていることが多い印象があります。

実際、

  • 半額近い値引き
  • 30%OFF前後

など、大きく値下げされていることも珍しくありません。

また、最近では日本でもおなじみの「シャウエッセン」もベトナムで販売されています。
イオンやフジマートなどの日系スーパーでは、タイミングによってはローカルブランドと同程度、あるいはそれ以下の価格でセール販売されていることもあります。

こうした状況を見ると、乳製品と比べて加工肉市場は、まだ販路拡大や消費拡大の段階にあるのかもしれません。

④リンゴ

リンゴ(125,000VND = 約750円)
リンゴ(125,000VND = 約750円)

次は果物、とりわけリンゴです。リンゴは価格差がかなり大きい食品です。

今回例として取り上げたものは、1kgあたり125,000VND(約750円)。
一般的なリンゴ1個を約300gとすると、3個で700円前後という計算です。

もちろん、もっと安いリンゴもありますが、それでも1個25,000VND(約150円)程度はすることが多く、ベトナムの物価感覚で見ると、比較的高い部類に入る果物です。

理由として大きいのは、ベトナムの気候です。

ベトナムは熱帯〜亜熱帯気候のため、リンゴ栽培に適した寒冷地が限られています。
そのため、スーパーで販売されているリンゴの多くは、中国、ニュージーランド、アメリカ、韓国などからの輸入品です。

つまり、輸送コスト、冷蔵保管、輸入流通などのコストが価格に反映されやすく、「ベトナムなのに意外と高い」と感じやすい食品になっています。

安い果物はウリ科

一方で、ベトナムで安い果物と言えば、スイカやメロンなどの“ウリ科”です。
きゅうりも非常に安いため、「ウリ科は安い」と考えても大きくは外れません。

ただし、日本の果物とは少し特徴が異なります。

例えば、

  • スイカは細長い形のものがある
  • メロンは果肉が比較的硬め

など、日本人がイメージするものとは少し違う印象を受けるかもしれません。

とはいえ、スイカやメロンはサイズにもよりますが、一玉300円程度から販売されていることもあります。

果物に関しては、「全体的に安い」というよりも、「安いものと高いものの差が大きい」というのが、実際のハノイ生活に近い感覚です。

⑤鮭

鮭(709,000VND = 約4,300円)
鮭(709,000VND = 約4,300円)

次は鮭です。

今回例として取り上げたものは、1kgで709,000VND(約4,300円)。
夕食でしっかり一切れ食べることを考えると、1食あたり1,000円近くになる計算です。

実は、鮭も価格差の大きい食品です。
安いものなら今回の半額程度で購入できるケースもあります。

特に日本人にとって鮭は、おにぎりやお弁当など、とても身近な存在です。
そのため、ベトナム生活で、「鮭って高いな」と感じやすい食品の一つかもしれません。

一方で、ベトナムでは寿司人気の高まりもあり、サーモンの人気は強い印象があります。
実際、寿司店やスーパーの寿司コーナーを見ても、サーモン系の商品が非常に多く並んでいます。

また、面白いのは、「刺身は抵抗があるけど、寿司なら食べられる」というベトナム人が意外と多いことです。
これは、ベトナムでは、まだ完全な生食文化が一般化しているわけではないためです。

ただ、その中でもサーモンは比較的受け入れられています。
そのため、鮭が日本食人気を支える代表的な食材の一つになっています。

また、ハノイで販売されているサーモンは品質も比較的安定しています。
日本人の感覚でも「普通に美味しい」と感じるものが多い印象です。

⑥チョコレート

チョコレート(165,000VND = 約1,000円)
チョコレート(165,000VND = 約1,000円)

最後に紹介するのは、チョコレートです。

今回はあえて驚き枠として、「MAROU」を例に取り上げました。
このサイズ感で、価格は165,000VND(約1,000円)です。

ちなみにMAROUは、2011年にベトナムで創業された高級クラフトチョコレートブランド。
現在では、ベトナム土産の定番としても知られています。

ただ、「MAROUだから特別高い」というわけでもありません。
実際にベトナムのスーパーでは、チョコレート全体が比較的高価格帯で販売されています。

特に、

  • カカオ比率が高いもの
  • シンプルな板チョコ系
  • 輸入ブランド

などは、日本と同程度、あるいはそれ以上の価格帯になることも。

一方で、次のような「かさ増し系の商品」は比較的安価です。

  • ピーナッツ入り
  • クランチ系
  • ウエハース入り

つまり、純粋なチョコレートそのものは、ベトナムでは意外と高級食品寄りです。

これは少し面白いポイントでもあります。
というのも、ベトナムはカカオ生産国でもあるため、「チョコレートは安いのでは?」と思う日本人も多いからです。

実際には、高品質チョコレート市場は比較的新しく、ブランド化・加工・流通コストも価格に反映されやすいため、「ベトナム=チョコが安い」とは意外とならないのが現実です。

おわりに

ベトナムで生活していると、日々の買い物を通して、その国のリアルな生活感が少しずつ見えてきます。

特に食品価格はわかりやすく、「これは安い」「これは意外と高い」という感覚の違いから、ベトナムの食文化や流通構造、市場の特徴が見えてくることも少なくありません。

また、スーパーだけでなく、ローカル市場と見比べてみることで、より現地に近い感覚も見えてきます。

一見すると小さな違いですが、「価格」はその国を理解する上で非常に重要な情報です。
しかも面白いのは、商品によって「高い・安い」の感覚が大きく異なることです。

だからこそ、実際に現地で様々な商品やサービスの価格を見てみることは、ベトナム市場を理解する上でも面白い体験になると思います。

MISSION.Hでは、現地視点をベースに、ベトナムに関する調査・視察・情報収集をベースに、意志決定支援を行っています。

お困りごとがありましたら、お気軽にご相談下さい。

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