【現地情報】ハノイ地下鉄の最新状況|全路線の進捗を随時更新

【現地情報】ハノイ地下鉄の最新状況|全路線の進捗を随時更新

はじめに

ハノイでは今、都市の未来を大きく変える地下鉄(都市鉄道)整備が急速に進んでいます。

これまで「バイクの街」と言われてきたハノイですが、交通渋滞の解消や都市機能の向上を目的に、地下鉄を中心とした大規模な公共交通ネットワークの整備が本格化しています。

しかし、日本語で最新の工事状況を継続的に確認できる情報は多くありません。

このブログでは、ハノイ地下鉄の各路線について、

  • 現在の工事状況と今後の開業予定
  • 駅や沿線で進む都市開発と周辺エリアへの影響
  • 現地で確認した工事の様子や写真

を、できる限り一次情報や公式発表をもとに整理し、継続的に更新していきます。

「今どこまで工事が進んでいるのか。」「次は何が始まるのか。」

そんな変化を記録していく、ハノイ地下鉄の定点観測ブログとして運営していきます。
※本記事は随時更新します。(最終更新:2026年7月12日)

現状(2026年7月時点)

①営業している路線は2路線

現在、ハノイで営業している地下鉄(都市鉄道)は、以下の2路線です。

  • Line 2A(Cat Linh – Ha Dong)
    • 2021年開業
    • 全長約13km
    • 全線高架
    • 中国ODAで建設された路線
  • Line 3(Nhon – Cau Giay)
    • 高架区間(約8.5km)が2024年に開業
    • 地下区間は建設中
    • 日本人や韓国人が多いMy Dinh・Cau Giayエリアに近い

【参考】

②Line 3(Nhon – Ha Noi駅)は現在も地下区間を建設中

現在最大の工事が進んでいるのが、Line 3の地下区間です。

高架区間はすでに営業していますが、以下区間(約4km)は、地下トンネルとして建設されています。

  • Kim Ma駅/Cat Linh駅/Van Mieu駅/Ha Noi駅

シールドマシン(TBM)による掘削が進められています。
また、ハノイ都市鉄道管理委員会(MRB)は2027年の全線開業を目標としています。

【参考】

③2025年末から新たな路線の建設が本格化

2025年末より、Line 5(Van Cao – Hoa Lac)が着工しました。
これは、最重要路線と言われています。

全長は、約40km(約6.5kmは地下、約2kmが高架、残りが地上)です。
そして、総投資額は、72兆3000億ベトナムドン以上とされる大型プロジェクトです。

さらに2026年6月には、ハノイ市が5路線(Line1・2・8・10・14)を同時に推進するプロジェクトを発表。
そして、都市鉄道整備は新たな段階に入りました。

  • Line 2:空港からホアンキエムまで地下鉄1本になる路線
  • Line 5:My Dình・Hoa Lacを結ぶ西部成長軸
  • Line 14:CiputraとOcean Parkをつなぐ高級住宅路線
  • Line 1:南北高速鉄道と接続する都市鉄道
  • Line 8:ハノイ西部と東部を横断する新動脈

なお、「5路線がすべて同じ進捗」という意味ではありません。
各路線は、設計・用地取得・車両基地建設・本体工事など、それぞれ異なる段階で事業が進められています。

*ちなみに、上記「Line」の並びは、私が推測する重要度順に並べています。

【参考】

④ハノイ市の長期計画

そして重要なのは、長期計画です。

実は、ハノイ市には都市鉄道のマスタープランがあります。
そして、そのマスタープランでは、「全18路線・総延長約979km」の大規模ネットワーク整備を目標としています。

計画によれば、2035年頃までに約500kmを整備する予定です。
そして、その後2045年まで、段階的に拡張される予定です。

なお、都市計画に関するマスタープランは、『【ベトナム進出/移住】説で終わらないハノイ都市計画の本気”説”』をお読み下さい。

【参考】

おわりに

2026年7月現在、ハノイでは営業中の都市鉄道は2路線のみ。
ですが、その裏では過去最大規模となる都市鉄道ネットワークの整備が進められています。

特に、Line 3の地下区間工事は着実に進行してます。
そして、新たな路線についても、設計・用地取得・本体工事など各段階で事業が動き始めています。

地下鉄の整備は、駅周辺の再開発や不動産価値、商業施設の立地、企業進出など、街全体に大きな影響を与えるプロジェクト。

今後の更新では、各路線ごとの工事状況や駅ごとの進捗、周辺で進む都市開発についても詳しく紹介していきます。