【ベトナム進出/移住】ベトナム移住準備に必要な全リスト

【ベトナム進出/移住】ベトナム移住準備に必要な全リスト

先日、ベトナム駐在予定の方から、「事前に準備や確認すべきことはありますか?」と聞かれました。ベトナムに初めて来た頃の記憶が蘇りましたが、改めて移住前の準備すべきことを「リスト化」するのも良いかと考えました。

そこで今回は、ベトナムで実際に生活している私の経験から、移住前に必ず準備すべきことを全リスト形式でまとめました。これから移住や駐在予定の方の参考になれば、嬉しいです。

ビザ・滞在資格

まずは、訪問及び滞在のために、ビザの種類を決定します。基本的には、

  • ビザ免除(ノービザ/日本人は45日以内滞在可能)
  • 電子ビザ(通称 e-Visa/最長で90日間滞在可能)
  • 観光ビザ (DL/観光目的、最長で90日間滞在可能)
  • ビジネスビザ (DN/1ヶ月〜1年で滞在可能/ベトナム企業からのインビテーションレターが必要)
  • 投資ビザ (DT/投資額で等級が変わる)
  • 就労ビザ (LD/最長で2年間滞在可能)
  • 留学ビザ (DH/滞在可能期間は就学期間に準じる)
  • 記者ビザ (PV/滞在可能期間は報道活動の期間に準じる)
  • 家族訪問ビザ (TT/メインの滞在者のビザ期間に準じる)

などがあります。

私の体験談

私は当時、日本企業からの出向でベトナム支社長として来ました。当時は、ビジネスライセンスがなかなか降りず、法人設立前からベトナムへ渡り、営業開始前に諸々の準備を開始。その際は、e-Visaで入りました。

その後、法人設立が終わり、早急にWP(就労許可証)とTRC(一時滞在許可証)を取得、e-Visaからの切り替えで対応しました。ですが、e-Visa期限切れ前日の取得、ギリギリでした。

もし、e-Visaでベトナム入国される際は、以下のサイトから取得して下さい。

THỊ THỰC ĐIỆN TỬ VIỆT NAM

パスポート

有効期限を確認(最低6ヶ月以上残存)してください。更新が必要な場合は、日本で済ませておきましょう。

海外転出届(日本での住民票手続き)

出国の14日前から提出可能です。

提出すると、

  • 住民税課税対象外(翌年から)のため、課税不要になります。
  • 国民健康保険・年金の扱いが変わります。任意加入を検討される人もいます。

となります。まずは、お近くの役所に詳しい内容を確認し、ご家族で決めておきましょう。

国際運転免許証

日本の運転免許センターで申請します。有効期限は1年間です。
ただし、ベトナムはジュネーブ条約未加盟国です。そのため、実務上運転にはベトナム免許への切替が必要です。

もし、任期が決まっているようであれば、免許証はそのままでも大丈夫かと思います。

健康診断・予防接種

出国前に健康診断を受診しておいても良いでしょう。ただし、現地でWPを取得する場合、現地での健康診断が必要です。そのため、現地で受けても問題ありません。

また、心配な方は、予防接種(A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病など)を検討しておきましょう。

私の体験談

私は、現地でWPを取得する際に、現地で健康診断を受診しました。予防接種は全くなしでベトナムに入国しましたが、一度も病気にかからず健康です。

持ち物準備

日本から持参推奨品

  • 常備薬(胃腸薬・風邪薬・止瀉薬など)
  • 日本製衛生用品(生理用品、ウェットティッシュなど)
  • 日本語の書籍(ベトナムではほぼ売ってません)
  • クレジットカード(海外対応のもの/※ベトナムでは使用できない場面も多い)

私の体験談

私は、渡航前にWISE(アプリ)を登録し、カードも取得申請しておきました。アプリ銀行のようなものです。また、WISEカードを持っておくと、ベトナムにあるATMからお金が引き出せます。

現地住居探し

駐在員の方だと、会社手配が多いと思います。ですが、自力の場合は、賃貸仲介会社への問い合わせや、Facebookグループを活用しましょう。ただし、外国人の場合は家賃が上がります。(参考:【体験談】ハノイの電気代

私の体験談

入国時は、決まった場所がなかったので、約1ヶ月間はホテル住まいでした。当時は会社経営に忙しかったため、日系の賃貸仲介会社へお願いしました。ですが、今はもう自分で探せるので、自分でやっています。

もし、低コストでお部屋探しをされる場合はお知らせ下さい。ご予算をいただけましたら、私があなたにあったお部屋探しを請け負います。

日本の契約整理

渡越前に必要なのが日本での契約整理です。

  • 携帯電話解約または海外ローミング設定
  • NHK、光回線、ガス・水道・電気解約
  • 郵便物転送設定

私の体験談

当時は、日本とベトナムを行き来する可能性がありました。そのため、携帯電話は解約しませんでした。そして、携帯電話がiphoneの場合、SIMカードのロック解除が必要だと知りました。

私はショップまで行き、ロック解除をしてもらいました。ベトナム現地のSIMカードを挿入して使用するためです。(詳しくは、「【体験談】ベトナムで携帯SIMを契約する全手順」をお読み下さい。)

保険加入

多くの場合、海外旅行保険または駐在員保険などに加入されると思います。クレジットカード付帯の保険は短期旅行向けですのでご注意下さい。

補足とおわりに

他には特には必要ありません。ベトナムドンの準備(両替)は現地で行うのがおすすめです。その方が手数料がかからないからです。現地で使用するSIMカードも現地購入です。

また、サービスアパートメントにお住まいなら、大体どこもWIFIがあります。万が一なくても、簡単に申し込めますので心配不要です。

「準備こそ、移住成功の8割」と考えていただき、ベトナム移住のリアルな準備リストを、ぜひ参考にしてください。