
【体験談】ベトナムで携帯SIMを契約する全手順
今回は、私が過去にベトナムで携帯SIMを契約した体験談を、全手順と注意点を含めてお伝えします。ベトナム進出や移住を検討する方にとって、現地SIMの契約は最初のハードルの一つです。ぜひ参考にしてください。
そもそもベトナムでSIMは必要か?
結論、必須です。
おそらく、短期滞在目的で空港でツーリストSIMを購入する人も多いでしょう。しかし、長期滞在や法人設立、ビジネス活動を行う場合は、正式契約SIMが必要です。特に、法人銀行口座開設や各種登録で現地電話番号が求められます。そのため、早めの取得をおすすめします。
どこで契約するのが正解か?
主に、以下3つの選択肢があります。
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空港カウンター(ツーリストSIM。契約者情報登録が甘い場合がある。)
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街中の携帯ショップ(代理店)(安い。登録不備が起こりやすい。)
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公式キャリアショップ(信頼性高い。正式登録が可能。)
私はビジネス利用だったため、公式キャリアショップ(Viettel)で契約しました。
実際の契約手順(体験談)
①店舗に行く
私が訪れたのはハノイ市内のViettel公式ショップです。平日昼間に行きましたが、2人ほど待っていました。番号札を取り、約5分待機。
②パスポート提示
順番が来ると、カウンターでパスポートを提示します。仮にベトナム語が話せなくても大丈夫です。ショップ店員の方は簡単な英語が通じますし、「SIMカード」「Internet」で通じます。
③プラン選択
店員さんが料金表を見せてくれます。私は最も安く抑えたかったので以下のプランを選択しました。
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データ容量:2GB/1日(180日間)
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通話:ベトナム国内通話込み
料金は、720,000VND(約4,000円・1ヶ月あたり約660円)です。
念の為、Viettelの公式WEBサイト-料金表を転載しておきます。
④顔写真撮影
パスポート情報と顔写真をシステムに登録されます。これはベトナムの法律上でも必須です。
⑤SIMサイズ確認と電話番号の選択
SIMサイズはナノSIMでした。iPhoneを渡すと、その場でSIM交換までしてくれます。
また、電話番号は使用できるものを提示してくれます。自分の好きな番号を選ぶことができます。
所要時間と支払い
全工程で20分程度です。
支払いは現金払い(カード不可)ですので、現金の準備をしてから行きましょう。
SIMカードへの現金チャージ
契約したベトナムのSIMカードに、現金をチャージする必要があります。例えば、ベトナムでZaloを使用する際、確認のためSMS(番号からのショートメッセージ)を送付します。しかし、SMSの送信はSIMに現金がチャージされていないと使用できません。そのため、SIMカードへの現金チャージが必要です。
チャージ方法
ベトナム人の場合、銀行アプリからチャージができます。しかし、外国人は仕様が異なり、できないことが多いです。そのため、実店舗へ行ってチャージ依頼をする必要があります。利便性が良いのは、コンビニ型の”Winmart”です。
- Winmartへ行って、SIMカードに現金チャージを依頼(最初は50,000VNDくらいでOK)
- 自分のキャリア(例:Viettel)を店員に伝える。
- レジで50,000VNDを渡し、レシートをもらう。
- 「*100* レシートの番号 #」を入力し、Callボタンを押す。
これで、SIMカードに無事に現金がチャージされます。SIMカード内の現金残高を確認する場合は、
「*101#」を入力し、Callボタンを押して下さい。
*日本への国際電話をかける際は、多めに200,000VNDくらいをチャージして下さい。
事前の準備と注意点
- 日本のiphoneをベトナムで使用する場合
多くのiphoneでは、SIMがロックされています。ベトナムに渡航する前、つまり日本にいる時に、契約キャリアの店舗に行き、「SIMロック解除」をして下さい。 -
必ず公式ショップで契約する
代理店で購入したSIMが正式登録されておらず、数か月後に突然利用停止になる例があります。 -
パスポート原本が必要
コピー不可の場合がほとんどなので、忘れないよう原本を持参しましょう。 -
英語が苦手でも翻訳アプリを準備
万が一、プラン説明が難しい場合には翻訳アプリが役立ちます。
まとめ
以上が、私がベトナムで携帯SIMを契約した全手順です。当初何もわからなかった時は不安でしたが、公式キャリアショップを利用すればスムーズに取得できます。
MISSION.Hでは、このような現地生活のリアル情報をもとに、法人・個人の調査と視察を専門としています。ベトナム進出や移住でお困りの際は、ぜひお問い合わせください。