
【体験談】ベトナムでぼったくられる瞬間
「東南アジアではぼったくりがあるって聞くけど、実際どうなの?」
ベトナムに移住して随分慣れましたが、最初は全くわからずでいました。
ですが、ここは生活の経験値。
今では、「あ、今ぼったくろうとしてるな…」という場面は、すぐにわかるようになりました。
実際にベトナムでもぼったくられる瞬間はあります。
今回は、実際に私が体験したぼったくりエピソードと、ぼったくられないためのコツをお伝えします。
1. 空港タクシーでのぼったくり
空港タクシーのぼったくりは、旅行者にはよくあるパターンです。ハノイのノイバイ空港の到着ロビーで声をかけてくる非公式タクシーには注意をして下さい。
実際、空港からハノイ市内まで、Grab(配車アプリ)を使えば、350,000VND 程度 です。
それに対して、500,000〜600,000VNDほどで請求してきます。
ポイント:タクシーに乗る前に必ず金額を確認する(Grabだと350,000VNDでしょ?と確認)
*「空港使用料」「渋滞料金」と根拠不明の名目で上乗せがよくあります。デタラメですのでご注意を。
2. スーパー釣り銭でのぼったくり
スーパーマーケットの名誉のため、スーパー名は伏せておきます。ローカルスーパーのいくつかでは、市場ではないスーパーという安心感を巧みに利用したぼったくりがあります。
合計額をごまかし、レシートを出さないパターンでぼったくられます。
実際の合計価格は223,000VNDに対して、口頭では357,000VNDと言って請求されたことがあります。
ポイント:レシートを必ずもらうようにしましょう。
*物価がわからない移住初期段階では、なるべく値札がわかるお店で買いましょう。
3. 市場でのぼったくり
上級テクニックでのぼったくりが市場では行われます。最初の数品はスーパーよりも安く提示します。安いからと言って追加でどんどん販売され、3品目くらいからシレッとスーパーよりも高い金額で買わせるパターンです。
市場の場合、食材はkgでの価格設定、レシートなども無く口頭での取引で。そのため、現地の物価感覚に慣れていないと、明らかなぼったくりかどうかの判断は難しいです。判断には、様々な経験による現地慣れが必要です。
具体的には、
・マンゴスチン 1kg 35,000VND(スーパー価格は60,000VND)
・ハミメロン 1玉 90,000VND(スーパー価格は150,000VND)
・ライチ 1kg 30,000VND(スーパー価格は19,000VND)
のように、3品目あたりから価格をあげてくる感じです。価格確認時の会話の流れも違和感がないので、気づきにくいです。
ポイント:様々な食材を様々な場所で購入し、現地価格を頭の中に叩き入れれば、気づくことができます。
*最初は騙されてでも、勉強代として購入することも大事です。
MISSION.Hからのアドバイス
ベトナムでは、「外国人だからこれくらい請求しても大丈夫そう」というのは、残念ながら実際あります。それを防ぐことができるかどうかは、実体験による情報の差で変わります。というのも、多くの場合が、「外国人価格」「交渉前提の値付け」に過ぎないのです。
しかし、「知らないと損をするし、知っていれば防げる」です。これが、現地ビジネスでも生活でも大事なことです。MISSION.Hでは、現地調査や視察の際、こうしたリアルなリスクと回避術も合わせて、ご案内しています。
ご興味のある方、相談やご依頼希望の方は、お気軽にお問合下さい。