
【現地情報】ベトナムの家電は現地購入?持ち込み?
これからベトナムに単身駐在員として行かれる方、駐妻として行かれる方、または移住で行かれる方、新しい生活の準備は進んでいますでしょうか。今まで行ったことのない国へ仕事で行く、付き添いで行く、完全移住で行くのは、ワクワクもあれば、不安もあるでしょう。
ベトナムでの新生活、その中でも気になるのは家電ではないでしょうか。
「ベトナムに引っ越すけど、日本の家電は持って行けるのかなあ?」
「現地で買うと品質って大丈夫なの?」
「変圧器って必要なの?」
ベトナム移住を考えるとき、家電を現地調達するか、日本から持ち込むかは重要な悩みポイントです。
そこで、実際にハノイで生活している体験から、現地事情と判断基準をまとめます。
ベトナム家電の特徴
ベトナムでは、ベトナム製以外の家電を良く目にします。例えば、日本製、韓国製、フランス製、アメリカ製といった外国家電です。私の肌感からすれば、日本のそれよりも多いです。まずは、現地で家電を購入するメリットとデメリットをまとめてみます。
現地購入のメリット
- 値段が安い
冷蔵庫・洗濯機など大型家電は日本より安価です。例えば、243LのSamsungの冷蔵庫だと、約45,000円〜で購入できます。ちなみに現地メーカーだと、Panasonic Vietnam や Toshiba Vietnam のような製品が主流です。 -
修理や保証対応が簡単
家電は日本で購入する時でも必ず保証書をもらえますよね?それはベトナムも同じです。購入した家電がおかしくなった時は、購入店で保証書を出せば対応してくれます。そのため、トラブル時に便利と言えます。
現地購入のデメリット
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時々、炊飯器や電子レンジの品質に不満を感じることがある
特に炊飯器は、日本製と比べるとご飯の炊き上がりに差を感じやすいです。私のみならず、日本人の奥様もこのようなお声は聞きます。実際、現地の炊飯器は機能が少なく、「お米を炊く」のみの機能のものが多いです。ボタンを下に下げるだけでお米を炊き出すタイプが主流です。 -
日本語表示がない
家電の説明書、本体に書かれた表記文字が、英語かベトナム語のみであることが多いです。確かに操作は簡単ですが、操作が不安な人にはデメリットに感じるでしょう。
日本から持ち込む場合
日本で大切に使っていた家電をベトナムに持ち込むという方も多いです。私もシェーバーやドライヤーといった家電を持ち込みました。日本から家電を持ち込む場合のメリットとデメリットをまとめてみます。
持ち込みのメリット
- 使い慣れた家電を使える
当たり前のことですが、今まで大事に使っていた家電に愛着もありますよね。特に、美容家電(ドライヤー・ヘアアイロンなど)を愛用している人は、使い慣れた家電を持ち込む安心感はあるでしょう。 -
高性能モデルは現地では手に入りにくい
最も感じるのは、やはり最新モデルや高性能モデルが入手できないという点です。日本の方が最新の外国家電が入手しやすく、その点ベトナムでは入手が難しくなります。お持ちの家電が新しいモデルであったり、性能が良いものであれば、持ち込みをおすすめします。
持ち込みのデメリット
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運送コストがかかる
小型の家電であれば、ご自身のバッグの中に入れて持っていけば大丈夫です。しかし、大型家電はそうはいきません。別で輸送が必要になりますし、航空便でも船便でもコストがかかります。
【体験談】実際のところ
私自身の体験、そして私の知り合いの日本人の方の実体験をベースにお話しますと、次のパターンが多いです。
- 大型家電(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなど)は、現地購入
- 美容家電やシェーバー等の小型家電は、持ち込み
また、ベトナムでは変圧器は基本不要です。日本のものがそのまま使用できます。私は外国のどこでも使用できる多機能変圧器を持参しました。ですが、ベトナムではほとんど使用したことがありません。
ベトナムで家電を処分する場合
もし、ベトナムで家電を処分することがある場合、次の方法が多く取られます。
- 売却する
売却場所は主にフェイスブックです。フェイスブックの「グループ」では、ベトナムの現地エリアのグループがたくさんあります。
例えば、 chợ Hoàn Kiếm(ホアンキエム市場) というグループでは、グループ参加者が自分のモノを様々に出展しています。そこで値段を付けて売却するのは一つの手です。故障しているものでも、その旨を書いて出展すれば、「修理するから大丈夫」と言って買い取ってくれるケースもあります。
また、LINEで日本人のコミュニティーもあり、そこで売買しているケースもよく見られます。「本帰国するのでどなたかに格安で売ります」のような書き込みは日常茶飯事です。 - 誰かに無料であげる
「無料であげるからもらって」とベトナム人に言えば、ものすごく喜ばれます。自身が不要な家電はベトナム人にあげるのも一つの手です。会社の仲間や近所のおばちゃんやおじちゃんに声をかければ、もらってくれるので、積極的に話しかけてみて下さい。
日本のように、「お金を支払ってまで捨てる」というようなことはありません。このあたりはカルチャーギャップを感じるかもしれません。
おわりに
生活の快適さは日々使う家電のストレスの有無で決まると言っても過言ではありません。ぜひ、今回のブログを今後のベトナムでの新生活の参考情報に役立てて下さい。
MISSION.Hでは、移住や駐在に関する個人の調査/視察も行っております。何かお困りごとやご相談、ご依頼がありましたら、お気軽にお問合下さい。