【ベトナム進出/移住】成果を変えるのは「情報の取り方」だった
はじめに|「情報収集」が重要な理由
私たちは日々、膨大な情報に囲まれ、生きています。
一見すると「情報は簡単に手に入る時代」になりました。
だからこそ、言えることがあります。
大事なのは、 “情報量” ではなく、 “情報の質と判断精度” である。
つまり、間違った情報、偏った情報、意図的に操作された情報を元に判断すれば、ビジネスでも人生でも、意思決定は簡単に歪んでしまいます。
例えば、ベトナム進出におけるビジネスの現場では、次のような問いが常に発生します。
- この価格帯で売れるのか。
- 現地の人は何を価値と感じるのか。
- 日本の常識はベトナムで通用するのか。
- そもそも市場は存在するのか。
こうした、意思決定に直結する情報を集める。そして、整理して、戦略に変換する。
これこそが、進出・投資・事業成功の土台になります。
MISSION.Hは、英国大学・研究機関が体系化してきた “Information Literacy” (正しい情報の集め方・見極め方)をベースに、「現地データ、一次情報、多角的な検証など」を組み合わせ、ベトナム市場を可能な限り、構造的に読み解いています。
本記事では、MISSION.Hが実務でも実践する「正しい情報収集」「判断がズレる理由」「意思決定の精度の高め方」を具体的かつ端的に解説します。
情報収集とは「検索」ではない
多くの人は「情報収集=Googleで調べること・AIに聞くこと」だと考えています。
しかし、情報収集は、次のプロセスで成り立ちます。
- 課題を定義する。
- 探す。
- 評価する。
- 比較する。
- 整理する。
- 判断に使う。
つまり、「何か欲しい情報を検索する」という行為は、入口でしかないのです。
重要なのは、その情報が「正しいか、使えるか、偏っていないか」を判断する力です。
最初にやるべきは「問い」を決めること
情報収集で最も多い失敗は、いきなり検索することです。
ですが、検索の前に、必ずこう問いて下さい。
- 自分は何を知りたいのか。
- そもそも何の判断に使うのか。
- 必要なのは、数字なのか、事例なのか、理論なのか。
問いが曖昧だと、集まる情報もすべて曖昧になります。
いきなり検索する前に、これらを今一度見つめ直す必要があります。
キーワード設計が精度を決める
次に行うのは、検索する際のキーワード設計です。
キーワードにおいては、以下を徹底します。
- 同義語
- 多言語化
- 専門用語化
- 組み合わせ検索
検索するキーワードで、検索結果は大きく変わります。
そのため、「キーワードの質=情報の質」だと考えて下さい。
そして、検索力は語彙力で決まります。
一次情報と二次情報を区別する
情報には種類があります。
- 一次情報:統計・調査・論文・公式発表
- 二次情報:ブログ・まとめ・ニュース解説
MISSION.Hでは、一次情報優先を原則にします。
なぜなら、二次情報は、すでに誰かの解釈が混ざっているからです。
特にビジネス判断では、「誰がどう言ったか」より「元データが何か」が重要です。
情報は必ず「評価」する
情報には評価が大切です。代表的な考え方は、以下です。
- 誰が書いたのか。
- いつの情報か。
- 目的は何か。
- 根拠はあるか。
- 自分の目的に合うか。
例えば、「会社ブログなのか・大学研究なのか・営業目的なのか」で、情報の信頼度は大きく変わります。
MISSION.Hでは、「これは誰の都合で書かれているか?」を必ずチェックしています。
クロスチェックしない情報は使わない
1つの情報だけで判断すると危険です。そのため、情報は複数ソースで照合します。
- 別メディア
- 別国資料
- 別機関データ
現代は目まぐるしいスピードで変化が起こります。
そんな時こそ、溢れ出てくる情報をすぐに信用するのは危険なのです。
なるべく一つの情報にしても、大事な場面であれば、複数ソースで照合して下さい。
情報は「集める」より「捨てる」方が難しい
実は、情報収集で一番難しいのは「取捨選択」です。
人は自分に都合の良い情報だけを信じる傾向があります。これを「確証バイアス」と呼びます。
- 感情で選ばない。
- 数字で見る。
- 出典を見る。
- 反対意見も読む。
MISSION.Hでは、これらをなるべく徹底しています。
良い情報とは「気持ちいい情報」ではなく「判断に使える情報」です。
整理しなければ情報は資産にならない
集めた情報は、必ずわかりやすく整理します。
整理するとは、次のようなことです。
- URLを保存する。
- 要点をメモする。
- 出典を管理する。
- 日付を管理する。
つまり、情報はただ貯めるだけでは意味がないということです。
情報は“貯める”のではなく“使える形にする”
このプロセスがとても重要です。
MISSION.Hが考える「情報力=意思決定力」
そもそも、情報はなぜ必要なのでしょうか。
情報収集は、知識のためではありません。
- 投資の判断をする。
- 商品設計を組み立てる。
- マーケティングを実行する。
- 経営戦略を立てる。
これらのために、情報は必要になります。
間違った情報は、努力の方向を間違えてしまうのです。
つまり、すべては「正しい判断」のためだと言えます。
おわりに
情報は、使いこなした人のものです。
正しい情報収集。そして、正しい判断こそが、未来を変える最初の一歩です。
MISSION.Hでは、ベトナム進出や移住に伴う、現地情報調査や市場調査を支援しています。
お困りの際には、ぜひお気軽にご連絡を。
“Information Literacy” に関するリソース
- Newcastle University – Academic Skills Kit
- University of Nottingham – Evaluating Information
- University of Bristol – Evaluating Sources
- Cardiff University – Information Literacy Resource Bank
- Durham University – Critical Evaluation Guide
- University Staffordshire – Library and Skills
- University of Portsmouth – Information literacy